物損事故で高額の判決となった事例

交通事故による人身事故では1億円を超える賠償を命じられることも珍しくはありませんが、物損事故の場合はごく希です。その中の高額判決を紹介します。まず1994年に神戸地裁で約2億6千万円の支払いを命じたものがあります。これが我が国の最高額の判決です。この事故はトラックが追突され対向車線に飛び出して横転、炎上し積荷の着物や毛皮、洋服に損害が発生したものです。高額な者が積んであったがためにこのような額になったものです。次に1996年に東京地裁で約1億3千5百万円の支払いが命じられたものがあります。これはパチンコ店舗に自動車が飛び込んだもので、建物の修理費の他に修理期間中パチンコ店を休業することによる休業補償も含めてこのような金額になったものです。また1980年に福岡地裁で1億2千万円の支払いが命じられたものがあります。これは踏切に侵入したトラックが電車と衝突したものです。電車や踏切の修理費用の他に復旧に要した人件費等が含まれてこの金額になったものです。1998年の千葉地裁でも電車の事故で1億1千万の支払いが命じられています。高級車にぶつけてもここまでの金額になることはまずないため、大きな金額になるのは建物か電車にぶつかった場合がほとんどです。